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基本情報 |
セブ島/ 国・地域情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 日比野宏著の『マガンダ』の中に、「あるタクシーのドライバーが乗客の日本人OLに、”ようこそフィリピンへ!”と言ったら、”フィリピンってあのクーデターや誘拐がある怖い国のことでしょ?ここは”セブ”じゃないんですかー”と驚いた」という話があるように、未だセブがフィリピンだと信じていない日本人が結構多いらしい。 何を隠そうセブ島は7000以上の島から成るフィリピンの堂々とど真ん中に位置するフィリピンきってのリゾート地である。セブ島は中部ビサヤ地方のセブ州に属し、その中心セブシティは首都マニラ、ダバオに次ぐフィリピン第3の大都市、2番目の商業都市として栄え、歴史的にはフィリピン最古の都といわれており、別名” Queen City Of The South”の名が付いている。またいわゆる”セブ”と言えば、概ねセブ島やマクタン島やその他の周辺の島々を含めた広域の名称になっている。 中でも空港のあるマクタン島はセブの玄関口、島の東海岸はセブの高級リゾートの大半が点在し、多くの日本人観光客が”セブ”と称して大挙押し寄せるもっとも賑わいのあるエリアだ。直行便で東京・成田からわずか4時間30程、関空からなら3時間50分あまりと、まさに日本から一番近いユートピア(楽園)である。
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![]() セブ島の人口は約320万人で、日本と異なり子供や若い世代の人口割合が大きい。市別では以下の通り。 |
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セブシティ | 約72万人 | |
マンダウェ市 | 〃26万人 | |
ラプラプ市 | 〃22万人 | |
タリサイ市 | 〃15万人 | |
トレド市 | 〃14万人 | |
ダナオ市 | 〃10万人 |
![]() 時差は1時間。日本と比べると現地は1時間おくれで、初日は1時間得した気分。行きの飛行機の中で時計の針を1時間遅らせておこう。時差ぼけに関してはハワイなどと異なり全く問題なし。 ![]() パスポートは入国時に6ヶ月+滞在期間以上の有効期間を有するもの。観光目的で21日以内の滞在なら、パスポートのみでビザは必要なし。それ以上の滞在はビザが必要。ツーリストビザは59日間有効。またビザなしで入国し、事情によって滞在を延期する場合は現地にて取得も可能。 万一パスポートを現地で紛失等した場合、再発給されるまで帰国できない。その再発給をスムーズにするために、パスポートのコピーとパスポート再発給用写真(縦4.5cm×横3.5cm)2枚を用意して出かけると文句ナシ。 ![]() セブ本島の東に浮かぶマクタン島のほぼ中央に「セブ・インターナショナル・エアポート」があり、国際線と国内線が一緒になっている。空港を出ると、以前は金網越しに、あるいは道路の向かい側は人々でごった返していたが、今はその面影は無く整然としている。 |
![]() 通貨単位はペソ、紙幣は1000、500、100、50、20、10ペソとある。概ね100ペソ紙幣が主流。コインは5、1ペソ。その下がセンタボという単位のコインで1ペソが100センタボ(買物をすると釣銭でくれるが旅行者にはほとんど役に立たない)。ペソは日本国内ではUSドルなどの世界主要通貨のように容易にしかも好条件では両替ができないので、現地で両替するのが常識である。 現在のレートは1ペソ≒2.5円、詳しくはペソ両替レート情報へ。 小額紙幣は汚れがひどいものが多く、また破損した紙幣には厳しいことを前もって知っておくこと。なお、いわゆるお金をくずしてもらえる所が限られるので、ホテルのキャッシャーや両替所などくずせる場所でできるだけくずしておくこと。 ![]() 現地語はセブアノ語だが、ほとんどのところで英語が通じるので便利。稀にタクシーでも英語が通じないドライバーがいるが、地名さえ知っていれば問題ない。 なお、日本語は、セブシティのショッピングセンター、レストランをはじめ、ほとんど通じないと思ったほうが良い。しいて通じるのはカラオケくらい? ただマクタン島なら事情が少し異なる。ホテルやマリンショップのスタッフの中、あるいはビーチでたむろしているビーチボーイたちの一部には日本語が話せたり、理解できる人がいるのでマクタン滞在者にとっては心強い。無論日本人経営のところでは99%通じる。ガイドの中にはたまにカタコトの日本語しか通じない者もいるが、通じたような振りをして聞き流されてしまうことがよくあるので注意。 ![]() 人口の80%以上が敬虔なクリスチャンという典型的なキリスト教国家である。次にイスラム教、仏教と続く。 ローマカトリックが主流だが、特にセブでは幼きイエスキリスト「サント ニーニョ」の信仰が盛んである。各家庭内ばかりでなくタクシーの中などにも、ちょうど日本の雛人形のような小さなサントニーニョの像が飾られている。 日曜日ともなると家族連れで教会へミサに出かけることが多く、目抜き通りは休業の店も手伝ってか、人出は平日と比べ極端にぐっと少なくなる。 ![]() 電気は220Vが一般的だが、高級ホテルでは110Vのコンセントがあるところもあり、日本の100V用の電化製品を使うことができる。セブでは停電がごく日常的に起きるのであまり心配しないように。 また、セブ周辺の小さな島などで電気が通っていないような素朴なリゾートでは、自家発電機を使用している。この場合大抵は夜寝る頃には消灯となるのでロウソクを用意してくれる。 |
セブ島の気候 |
セブ島の気候は熱帯モンスーン気候で気温は年中高いが、セブ北部を除きマニラ、ボラカイのように乾期と雨期の差があまりない点が特徴である。しかも最近はエルニーニョ現象の影響でますますその傾向が強くなってきているといわれている。したがってフィリピンの中でもセブは、旅行者にとって天候を気にせずいつでも旅程スケジュールが立てられるといった魅力がある。 ただ差がないといってもあえて大雑把に区別すると、12月〜5月が乾期で6月から11月が雨期にあたる。そして乾期の特徴は暑さは変わらないが乾燥していて特に12月、1月、2月の気候は空気が清々しく素晴らしい気候だ。また、灼熱の太陽やうだるような暑さを味わいたい方は3月〜5月くらいに訪れることだ。反対に雨期となると暑さもさることながら湿度の高い蒸し暑い気候になる。また一時的な大雨「スコール」が多い。 台風については、大雑把に言えば「発生する台風=セブ」と「発達した台風=日本」といった違いがある。まれにセブ島北部など発達した台風に襲われることもあるが絶対数はわずかである。また日本の気象庁の台風についての規定はあてはまらない、セブでは雨だけのものや熱帯低気圧でもTyhoonと言っている。 セブでは6月〜11月(8月を除く)の間は旅行者も少なく、一応オフシーズンということになっている。しかもホテルでは50%近くのディスカウント料金を設定しているところが多いので、旅行者にとっては少々蒸し暑いがこのオフシーズンがねらい目である。 (セブシティとマクタンのリゾートでは天気が大違い)
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セブの月平均気温 | ||||||||||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
セブ市 | 26.5 | 26.6 | 27.4 | 28.5 | 29.0 | 28.2 | 27.7 | 27.9 | 27.7 | 27.5 | 27.4 | 26.8 |
乾季![]() |
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雨季![]() |
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月間気温・降水量 Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec | ||
気候に関するその他の情報(セブ入門講座) | ||
セブを歩き回る Taxi / Jeepney / tricycle / calesa / Bus / Vhire / Ferry | ||
セブシティやマクタン島では旅行中、目的に応じて様々な交通手段がある。 タクシーとレンタカー(近距離・中距離向き) セブでは今はすべてメータータクシーが観光地や街中を流している。基本料金は35ペソ。ただ稀に観光客と見るやメーターを倒さずに走り出す不届きなドライバーがいるので注意しよう。すぐに「メーター、メーター」と言えば笑ってメーターを倒す。長距離や時間をかけてあちこち市内を移動するには、ドライバーと交渉して見るのもいい。 ホテルでは大きなホテルならホテル付きのタクシーが待機している。フロントあるいはベルカウンターで頼み、料金はホテルごとで決められている金額又は交渉。当然メータータクシーより割高だが、ドライバーの素性がホテルでわかっている分安心と言えば安心だし、料金も部屋付けにできるホテルもある。最近ではタクシーをあちこちで待たせる場合など待っている間中メーターを作動させることはしなくなり、待つ度にその都度料金を清算させるドライバーが増えている。 そのほか、個人手配観光などの長時間の行程、あるいはグループにはレンタカー(ドライバー付き)が便利で割安だ。半日単位とか基本料金プラス時間ごとの加算料金などいくつかのシステムがある。また多人数の場合トヨタハイエースクラスのレンタカーもチャーターできるのでひとまとめに移動できる。ただし、日本人価格には気をつけよう。すべて1/3価格からディスカウントを試みて見よう。 ジープニー、トライシクル、カレッサ(近距離向き) セブっ子にとってはジプニー が彼らの日常の交通手段である。特に10キロ以内ぐらいの距離ならたいていの場所までジプニーが通っている。ただ、ルートは決まっているので、行先によってはそのつど別のジプニーに乗換える。ルートは車体の両サイドとフロントガラスに書いてある。ジプニー乗場は一応決まっているがそこはセブ、大きな交差点など混雑しているところを避け、手を挙げれば止まってくれる。降りるときも天井をたたいて合図を送れば降ろしてくれる。料金は1区間6ペソ〜8ペソ。 マクタン島ではラプラプや空港まではセブ市などからジプニーが来ているが、あとはほとんどトライシクルに取って代わる。トライシクルは相乗りサイドカー付バイクで、料金は安く、交渉による。相乗りで近場で5ペソ、近距離の貸切で20〜30ペソ位が相場だ。またセブの田舎に行くと自転車にサイドカーを付けたトライシカットが多く、こちらはさらに安い。カレッサは相乗り馬車でセブのカルボンマーケット付近でよく走っている。でも見ると馬がかわいそうな気がする。 路線バス(遠距離向き) ブシティからセブ北部や南部へ行くのには路線バスを利用する。バスターミナルは3つあり、ダナオやアレグレ、ボゴなどのセブ北部方面行きは、ノースバスターミナル、アルガオ、モアルボアルなど南部行きは、サウスバスターミナル、また同じくモアルボアル方面行きで、ABCライナーバスターミナルがある。 チケットはバスに乗ってから買い、料金的には他の乗り物と比べるとかなり安い。またエアコン付きとエアコンなしタイプがありエアコン付きは比較的本数が少ないためか混むケースが多い。注意すべきはエアコンなしは窓を開けて走るので砂埃対策が必要であり、エアコンバスは場合によっては効きすぎるので寒さ対策が必要だ。また共通して言えることはバスはスピードを出しすぎるため安全対策も重要だ。 Vハイヤー(中距離・遠距離向き) 最近ではセブシティからの遠乗りには、トヨタのハイエースなどワンボックスカーをあしらった”Vハイヤー”と呼ばれる乗り合いタクシーが人気だ。路線バスと比べると料金は若干高めだが、停車するところが少ないので目的地への到着時間も早くなる。北部方面だとSMの西のホワイトゴールドVハイヤー乗り場、南部方面ならダウンタウンのEモール近くのシティリンクから出発している。またショッピングセンターのアヤラやSMからも乗れる。 メトロフェリー(マクタン島とセブ港を結ぶ) タクシー |
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ジープニーは、戦後占領アメリカ軍が残していったジープを改造したのが由来で、派手な飾り付けがトレードマークのフィリピン特有の乗合交通手段だが、最近ではMade in Japanの中古車ががんばっている。三菱キャンターやISUZU車などが改造され、マフラー音も従来の「バリバリッ」という高音から「ドドドドッ」という低音に変わり、街中を必死に走っている姿が見られる。とにかく今までのジープニーと比べても馬力があるのでよりたくさんの乗客を乗せる事ができ、その上スピードが速いのでOLなどの通勤客には人気急上昇中だ。
LAPULAPU-CEBU CITY間のメトロフェリーの話題です。私は、よく利用します。海上をいくので渋滞もないし7ペソなので、リーズナブルでまた15分ほどで、景色をみながら、行けるので気に入っています。現在30分おきに出ています。ただセブ港のほうは、夜は、若干、危険な雰囲気ですが。皆さんは、いかがですか。
(三上俊彦さんよりの投稿) |
所要時間の目安 タクシー | ||
セブ市の中心(オスメニア) | マクタン島 のリゾート |
アヤラ センター |
SM | ダウンタウン (コロン通り) |
セブ北部 (アレグレ) |
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セブ国際空港 |
60分 | 20分 | 50分 | 35分 | 45分 | 90分 |
セブ市の中心 (オスメニア) |
* | 70分 | 10分 | 15分 | 15分 | 90分 |
マクタン島 のリゾート |
* | * | 60分 | 45分 | 50分 | 100分 |